カーネロス地区(ロス・カーネロスという場合もある)は、ナパとソノマにまたがってアペラシオンを共有しています。カーネロス地区のほぼ真ん中から東がナパで西がソノマです。アペラシオンが他の地域と共有する例は他にはありません。ワインにカーネロスの表記があってもナパとソノマ、どっち?ってことになってしまいます。

カーネロス地区は南のサンパブロ湾からの霧や冷たい風の影響でナパバレーの中でも比較的涼しい地区です。フランスのブルゴーニュやドイツのモーゼルの気候と似ていて、カーネロス地域で栽培されるぶどうにはブルゴーニュやモーゼルのぶどうと同じようにすっきりした酸味の特徴が表れています。ブルゴーニュやモーゼルと大きく違うのはカーネロスのぶどうには豊かな果実味があります。これは、カーネロス地区の気温が低いにもかかわらず太陽の光をぶどうの果実味を豊かに育てるからです。

ブルゴーニュやモーゼルの気温の低さとカーネロス地区の気温の低さの違いは、太陽光線の強さに関係があります。比較的涼しいカーネロス地区ですが、気温の低さはサンパブロ湾の冷気から来ています。太陽光線自体はまぶしいくらい強く降り注ぎます。一方、ブルゴーニュやモーゼルの緯度は高く、太陽光線の弱さから気温が低くなっています。カーネロス地区の緯度はイタリアの南部やスペインの南部と同じくらいなので、太陽光線の強さがうかがえますね。

冷涼な気候は、ピノ・ノワールやシャルドネなどのの栽培に適しています。カーネロス地区で栽培されているぶどうの多くは、高品質なスパークリングワインが生産されています。1983年にAVAを取得したカーネロス地区は、政治的境界よりもむしろその気候特性によって定義されるカリフォルニアの最初のワイン地域です。

Windows XPの背景画像が撮影された場所としても有名です。

カーネロス地区のワイナリー

スポンサーリンク